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【実体験】中古マンションのリノベーションで後悔!物件選びの注意点も解説

【実体験】中古マンションのリノベーションで後悔 物件選びの注意点も解説!
  • リノベーション経験者の実体験や後悔ポイントを知りたい
  • リノベーションに適した物件の選び方とは・・・?
  • 中古マンションのリノベーションに興味があるが漠然と不安を抱えている

以上のように、中古マンションのリノベーションに関して不安や心配事を抱えている方も多いのではないのでしょうか。

ここ数年、首都圏を中心に地価やマンションの価格が高騰し続けており、新築に比べて手の届きやすい中古マンションを購入しリノベーションして住む選択をする方が増えています。

この記事では私の実体験をベースに、中古マンションのリノベーションを検討している方に向けて以下の内容について解説していきます。

  • 私が経験した、中古マンションのリノベーションの後悔ポイント
  • 中古マンションのリノベーションで後悔しない物件選びの注意点

これから物件探しを始めようとしている方や、リノベーションの設計を進めている方など、参考にしていただけると思います。
ぜひご覧ください!

目次

中古マンションのリノベーションの後悔ポイント【経験談】

後悔ポイント

まずはじめに、私の中古マンションのリノベーションの実体験についてご紹介します。私のリノベーション時の後悔ポイントは以下の通りです。

どれもリノベーション検討段階では予期していなかったものばかりで、中には解体工事後に発覚したものもあります。
それでは、具体的にみていきましょう。

①希望するキッチンの搬入不可

お風呂や洗面台など大きな住宅設備はたくさんありますが、マンションリノベーションの際の搬入経路で最も注意するべきものがキッチンです。

キッチンのサイズや天板の種類にもよりますが、エレベーターへの搬入が難しい場合があるようで、我が家も共用部のエレベーター内に入らずサイズ変更を余儀なくされました。

リノベーション前後でキッチンサイズの変更がない場合は基本的に問題ないと思いますが、サイズ変更をする場合は設計士の方と搬入経路についても確認をとることをおすすめします。

ユウ

結果的には変更後のキッチンで満足していますが、発覚時のショックはかなりのものでした。皆様もお気をつけください…!

そんなキッチンのリノベーションビフォーアフターは以下の記事からご覧いただけます。

②入居後3ヶ月で修繕積立費UP

我が家のマンションは、私たちの入居後に修繕積立金が2割UPしました。
マンションの購入検討段階で修繕積立金の増額については確認していましたが、月々の出費が増えることは気持ち的に不安感も大きかったです。

購入したマンションは築20年程度で、入居時のタイミングで1回目の大規模修繕工事を控えていたため修繕費用の調整が入ったとのことでした。
築20年を越えると様々な設備機器が耐用年数の限界を迎えるので、修繕工事が発生します。

物件検討時には修繕積立金の積み立て状況を必ず確認しましょう。

③スプリンクラー付物件のため想定よりコストUP

私たちがリノベーション用に購入した物件は11階以上に位置している住戸のため、天井にスプリンクラーがついています。
※「11階以上」のフロアは消防車のはしごが届かない為、消火設備のスプリンクラー設置が求められます。(物件の条件によっては不要の場合もあります。)

スプリンクラーの移設や増設など、工事内容によっては所轄消防署への工事届出や検査等が必要になる可能性があります。

当初は天井の石膏ボードは解体する方針だったのですが、消防署への届出や検査等が発生する事で工期が延び、費用も数十万単位でUPすることが発覚しました。
最終的には費用の都合上、天井は既存の石膏ボードを再利用する形で進めることになりました。

リノベーションでは「天井石膏ボードを取り払って躯体現しにしたい!」と思い描いていましたが、理想のデザインは断念となりました。
物件購入時にスプリンクラーの存在は確認していたものの、リノベーションへの影響までは思考が回っていませんでした。

11階以上の物件をご検討の場合は、スプリンクラーの有無にも注目してみてください。

④リノベーション計画中の資材高騰

我が家のリノベーション計画は2021年から始まり、2022年に竣工しました。
この期間、COVID-19の蔓延半導体不足による住宅設備の納期遅延、世界情勢の乱れによる建築資材の高騰など、色々な出来事がありました。

リノベーション計画中には様々な住宅設備や内装メーカーで価格改定があり、資材を注文しても納期未定の状態などが続き不安を覚えながらの計画だったことを覚えています。
「給湯器、トイレ、コンロが入らない可能性がある」と言われたときは困惑しました。

ただ、このような私たちにはどうしようもない世の中の大きな動きに対しては、資金やスケジュールに少しゆとりを用意していたことで、落ち着いて対応することができました。

計画から完成まで期間が長いリノベーションだからこそ、その間の不測の事態に備えられる「ゆとり」が必要だと改めて実感しました。

ユウ

気持ちのゆとりも大切ですね!

中古マンションのリノベーションで後悔しない物件選びの注意点

中古マンションのリノベーションを行う上で、物件選びが重要な要素の一つであることはご理解いただけたと思います。
リノベーション用の物件選びでの注意点は以下の通りです。

それでは、一つずつ具体的にみていきましょう。

①共用部分の管理状況を確認する

中古マンションの購入にあたっては、専有部の間取りなどに注目しがちですが、共用部分の状況管理会社の管理状況について確認することはとても重要です。

内見の際は、エントランス、共用廊下、集合ポスト、駐車場、駐輪場、ゴミ捨て場、階段などの様子を必ず確認しましょう。

エントランスや共用廊下にゴミや私物が放置されている、ゴミの分別ルールが守られていない、駐輪場などで自転車やバイクが整然と並んでいないなど、気になる点がある場合は管理会社の管理状況や住民のモラルに問題がある可能性が高いです。

物件は気に入ったが共用部で気になる点がある場合は、不動産会社などに相談してみましょう。
管理会社に詳細を確認することで、不安点が解消できる場合もありますよ。

②修繕状況・修繕積立金について確認する

マンションの外観や共用部分は、区分所有者で構成される管理組合で修繕が行われています。

マンション検討時は、大規模修繕計画がきちんと計画されているか修繕積立金が問題なく積み立てられているかまた修繕工事が計画通り実施されているか等を確認することが必要です。

修繕積立金が不足する場合は、一時金を徴収するケースや、月々に徴収する修繕積立金の額が値上がりする可能性があるため、入居後の月々の支出に直結する問題になります。

③リノベーションに適した中古マンションを選ぶ

中古物件を購入してリノベーションする場合は、リノベーションに適した中古物件を選ぶことが重要です。

マンション検索サイト等で中古マンションを検索すると、既にリノベーションが完了している物件(買取再販物件)も一定数存在しています。
リノベーション済み物件は、物件価格にリノベーション費用を加算した価格が設定されているため、物件取得価格が割高になる傾向があります。
自分達でリノベーションしたいと思っている場合、このような物件は避けた方が無難です。

また、リノベーション済みといっても、全ての内装・設備が刷新されているわけではありません

トイレやキッチン・お風呂といった水回り設備は交換されていても床下を通る配管は交換されていない場合や、フローリングは新しく交換されていても、床下の下地材は交換されていない場合などはよくあります。

もしリノベーション済み物件を選ぶ場合は、販売会社にリノベーション箇所の詳細を必ず確認しましょう。
自分達で行うリノベーションの範囲を取捨選択し部分リノベーションに留めることにより、トータルコストを抑えることができるはずです。

中古マンションのリノベーションで後悔しないよう事前確認を徹底しよう

Have a good renovation!

こちらの記事では、私の実体験に沿って、中古マンションをリノベーションした際の後悔ポイントと、物件選びの注意点についてご紹介いたしました。
今回ご紹介した内容はあくまで私の場合の一例ですが、物件選びの注意点については皆に共有するポイントになります。

ぜひ私の経験を参考にしていただき、後悔のない中古マンションのリノベーションを実現してください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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