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ムライスツール使用レビュー!スタイリング事例も紹介

ムライスツール使用レビュー!スタイリング事例も紹介

天童木工の名作「ムライスツール」

3枚の同じ形をした合板を繋ぎ合わせた特徴的なフォルムをしており、そのデザイン性の高さからグッドデザイン賞を受賞した製品です。

そんなムライスツールを中古で購入したので、スタイリングも併せて紹介していきます。

都内で中古・ヴィンテージ家具を購入できるおすすめのお店は以下の記事でご紹介しています。
興味のある方は併せてご覧ください!

目次

ムライスツールについて

まずはムライスツールについて、どのようなものであるのかをご紹介します。

ムライスツールとは

ムライスツールの説明については、天童木工のWebサイトから引用します。

第一回天童木工家具デザインコンクールで佳作に入賞したスツール。「ムライ」とは、デザイナー・田辺麗子の旧姓から名づけられています。

同じ形の3枚の成形合板を、金具を使わず組み合わせたシンプルで美しい造形。チークの美しい木目が中心に向かって合わさるなど、細部の仕上げもこだわり抜いています。

どの面を下にしても上面が水平のため、安定して使用することができ、イスやサイドテーブルとして、更には積み重ねて棚のようにも使えます。使い手の想像力を刺激するスツールです。

天童木工オンラインストア

補足として、ムライスツールはニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクション(永久収蔵品)にも選ばれているそうです。

ユウ

日本の作品がMoMAのお墨付きだなんて、誇らしいですよね!

ムライスツールの詳細情報

ムライスツールについての詳細情報は以下の通りです。

デザイナー田辺麗子
サイズW450 D434 H360 SH360
重量3.3kg
材質チーク柾目
受賞歴1966年  グッドデザイン賞
2022年度 グッドデザイン・ロングライフデザイン賞

ムライスツール実物写真

質感までお伝え出来ればと思い、購入したムライスツールの実物をデジタルカメラで撮影してみました。

尚、私が購入したムライスツールは中古品です。

まずは正面から。

ムライスツールの正面
正面
ムライスツールの天板
天板

第一印象、「美しい!」と思いました。
繋ぎ合わさった3枚の合板。それぞれの木目模様が大変綺麗ですね。

接写します。

ムライスツールの天板の中心
天板の中心

異なる木目模様が中心に向かって合わさる様子は、一枚の木でできた天板よりも独特な雰囲気を醸し出しています。

ユウ

木目の方向を考慮し、計算して繋ぎ合わしているんですね。

ムライスツールのつなぎ目の側面
つなぎ目の側面
ムライスツールの曲木部分
上側の曲木部分
ムライスツールの曲木部分
下側の曲木
ムライスツールの曲木部分
天板の曲木部分

天童木工の職人さんの技術により、綺麗に曲げられています。

何層にも重ね合わせた単板を型に入れ、プレス機で圧力と熱を加え成形(曲げる)するそうです。

型は製品ごとに作成され、型の表面には“作業のコツ”“曲げの指示”が歴代の職人さんによって書き記されているとも。
なんだか歴史を感じますね。

続いて内側です。

ムライスツールの内側
内側

表側よりも色味が濃いような気がします。公式サイトの写真に近い色味です。

ユウ

前オーナーによって表側の塗装が剥がされた可能性がありますが、私は表側の色味の方が好みだったので丁度良かったです!

ムライスツールの天板の裏側
天板の裏側

天童木工のロゴマークが付いていました。旧ロゴではないので、比較的新しいモノかと思われます。

ムライスツールを置いてみた(スタイリング事例)

ここでは、ソファ前のテーブルとして使用した場合と、サイドテーブルとして使用するパターンの2パターンをご紹介したいと思います。

ソファー前のテーブルとして

我が家では普段ソファー前のテーブルとして使用していますので、こちらが普段の様子です。

ソファの前にあるムライスツール
ソファ前のテーブルとして使用

ソファはTRACK FURNITUREのFK SOFAを、照明はイサムノグチのAKARIを使用しています。
ラグはヴィンテージのトライバルラグで、アフガニスタンのタイマニ族が製作したものです。

ソファの前にあるムライスツール
ソファ側からの様子

TVボードはPACIFIC FURNITUREのものです。

ブラウンで統一されているので、ムライスツールもよく馴染んでいます。

続いて、雑誌とコーヒーカップを置いてみました。

雑誌とコーヒーカップを置いたムライスツール
雑誌とコーヒーカップを置いた様子

本格的なディナーとかは難しいかもしれませんが、2人でコーヒーやお酒を飲んだりちょっとしたものをつまんだりすることはできそうです。

チェア横のサイドテーブルとして

ムライスツール購入後、最初はこの場所に置いていましたが、元々使っていたサイドテーブルが行き場を失ったためソファ前に移動することになりました。

自然光が入る場所なので、日中と夜で違った表情が見られることが良かったです。

チェア横のムライスツール
チェア横のサイドテーブルとして使用

インナーテラスなので、植物がモリモリです。
ナチュラルな木の色味なので、当然植物との相性もいいですね。

チェア横のムライスツール
違う角度から
コーヒーカップと植物を置いたムライスツール
コーヒーカップと植物を置いた様子

植物とコーヒーカップを置いていました。優雅な時間が想像できます。

オブジェを置き本を収納したムライスツール
オブジェを置き本を収納した様子

ムライスツールの中には本なども収納することができます。
上にはOmersaの小さな象を乗せてみました。

ムライスツールを購入した経緯

2023年4月、新宿伊勢丹で「WOMEN DESIGN IN MODERN」という世界の女性デザイナーに焦点を当てた展示販売の企画がありました。

そこではシャルロット・ぺリアンアイノ・アアルトなど世界の名だたるデザイナーが設計した家具と共に田辺麗子さんのムライスツールが展示されており、その洗練されたフォルムに一目惚れをして、「これ欲しい!」と直感的に思ったことがきっかけでした。

展示されていたムライスツールは1970年代のヴィンテージ品のため、とても手を出せるような価格ではなかったためその場では諦めたのですが、比較的新しいモノが中古市場に出てきたタイミングで購入しました。

ヴィンテージのムライスツール
伊勢丹で展示されていたヴィンテージのムライスツール

買って良かったムライスツール!経年変化も楽しみな一品

ムライスツールの魅力について、実物の写真を交えてお伝えしてきました。

シンプルながらも洗練されたデザインで、部屋に置くだけで変化を生み出す天童木工の名作を、これから長く愛用していきたいと思います!

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